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非常識と認定されたくない!お正月マナーはどれが正解?

お正月のマナーを知っていますか?お正月にはお祝いをし、実家や親戚の家へ挨拶に行く家庭も多いですよね。失礼の無いように、お正月のマナーもきちんと押さえておきたいところですが、日本に古くからある習慣だからこそ、今さらお正月のマナーを聞きにくいという人もいるのではないでしょうか。そんな人の為に、今回はお正月のマナーをご紹介します。

■年賀状のマナー

・年賀状を出す時期

年末は忙しく、毎年慌てて準備している人もいるのではないでしょうか?元旦に間に合わさなければ!焦って準備しているかもしれませんが、年賀状が松の内(1月7日まで)に届けば失礼になりません。気が付いたら大晦日だった!と慌てなくても大丈夫ですよ。また、松の内に届けば年賀状ですが、1月6日以降に届いた年賀状に返事を出す場合は1月7日を過ぎてしまうので「寒中見舞い」として出しましょう。

・年賀状の書き方

年賀状には、「賀詞」「添え書き」「年号」を必ず書きます。

賀詞とは、「寿」「賀正」「謹賀新年」などの新年のお祝いの言葉です。この賀詞は年賀状を送る相手によって使い分けなければいけません。目上の人に贈る場合は一文字や二文字の賀詞は避け、四文字の賀詞を使うようにしましょう。一文字の賀詞は目下の人に使います。HAPPY NEW YEARなどのカジュアルな表現のものは親しい人のみに使うようにしましょう。「あけましておめでとうございます」「謹んで新春のお慶びを申し上げます」などの文章の賀詞は、相手を選ばずに使えますよ。

市販の年賀はがきには、「賀正」などの賀詞があらかじめデザインで入っている場合が多いですが、そのあとに「あけましておめでとうございます」などと続けると、意味が重複してしまうので控えましょう。

■お正月飾りの飾り方

お正月には鏡餅やしめ縄などのお正月飾りをすると一気にお正月らしさを感じますよね。これらのお正月飾りは、松の内(12月13日〜1月7日)の間飾ります。門松は年神様の降りてくる目印として、しめ縄は年神様を迎える神聖な場所として飾り、鏡餅は、年神様の居場所として準備します。年神様は一年の実りと幸福をもたらすために高い山から降りてくると考えられている新年の神様です。幸せな一年を過ごすためにも、お正月飾りをして準備したいですね。

飾る時期は、12月13日から28日の間が良いそうです。特に28日は8が末広がりで縁起が良いと飾る人も多いそうです。29日は9が「苦」につながると言われ、31日は「一夜飾り」と言って、前日に飾るのは慌ただしく、神様に対して礼節を欠く行為とされているので避けましょう。

■新年の挨拶

年始挨拶に伺う時には「お年賀」を持って行きます。お世話になっている会社の上司などに贈る場合には5千円、両親や親類に贈る場合は3千円、隣近所へは千円から二千円程のものを贈ることが多いそうです。表書きが「御年賀」の、お祝い用ののしをかけるのを忘れないようにしましょう。

基本的にお正月は家族で過ごすものとされています。そのため1日に挨拶に伺うのは避けましょう。2日から7日の間に、お昼時を避けて10時から17時の間に訪問します。家の中へ招かれても丁寧に断りましょう。

服装も普段着ではなく、少しかしこまった服装で行くと良いですよ。嫁の立場であれば、義実家への挨拶もお客様ではないので元旦に帰省するのではなく、年末から行って手伝いをする方が好ましいですね。

■おわりに

お正月マナーはいかがでしたか? お正月の行事はきちんとすれば縁起の良いものでも、日を間違えると縁起が悪くなってしまうものもあるので、なんとなくではなく、由来なども覚えておき、気を付けながら行いたいものです。新年から非常識と認定されないためにも、お正月のマナーをしっかり身に付けて新しい年を迎えたいですね。ぜひ参考にしてください。

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