家事力アップ
作り置き料理の強い味方!ハンドブレンダーの魅力【前編】
品数多く作り置きの料理を作る際には「バラエティーに富んだメニュー」が必要になります。美味しくても煮物や炒め物など、似たような料理で献立が成り立たないのも考えものです。そんな時にハンドブレンダーと(ハンドブレンダー本体とセットできる)フードプロセッサーがあると「メニューの幅が広げられる」+「時短」の強い味方に!その魅力と使い方のコツ、おすすめのハンドブレンダーの選び方をご紹介します。
■ハンドブレンダーとは?
海外製、国内製、様々なメーカーから出ていますが、価格は数千円から2、3万円代。コンセントにつなげて本体スイッチを押すと、ブレンダーの刃先が回転して、食材を「つぶす」「混ぜる」「きざむ」が数秒~数十秒でできます。付属品はメーカーやセットにもよりますが、ブレンダーを「泡だて器」に付け替えれば「泡立てる」可能です。
■(本体にセットできる)フードプロセッサーとは?
ハンドブレンダーの本体にセットして使うフードプロセッサーは、同じく本体のスイッチを入れるだけで、フードプロセッサーの中の刃が回転して、野菜の刻み作業も数秒~数十秒で仕上げたりする事ができます。包丁だけでは難しい塊肉を挽肉にすることもできます。数種類の野菜を刻む必要のあるキーマカレーや餃子なども、フードプロセッサーに数種類の野菜を入れてみじん切を作ることが簡単にできます。
■ハンドブレンダーやフードプロセッサー、作業効率で考えてみると…
例えばポタージュスープを作る際にも、ハンドブレンダーが無い場合は、野菜などを煮後にザルなどを使って濾す、力を入れて野菜をヘラですり潰す作業が必要です。準備含めて作業時間は数分必要になります。ですが、その作業をハンドブレンダーでなら、鍋に刃先を入れてスイッチを入れるだけで数秒~数十秒で一鍋分の作業が完了します。
同じ作業をジューサーでも可能ですが、煮えた野菜と汁を鍋からジューサーに移し、ジューサーでスープ状にし、また鍋に戻す作業が必要です。(鍋の中身が熱いまま作業する際には、移し替えの際に撥ねた汁で火傷しないように気を付ける必要も…。)その点ハンドブレンダーの場合には、そのまま鍋に直接ハンドブレンダーの刃先を入れてつぶす作業が出来ます。作業ボリュームが減る、そして、大きなジューサーを取り外して奥に刃先のついているジューサーを洗うよりも、ブレンダーの刃先だけを取り外して丸洗いする方が手軽で疲れずに済みます。
■生野菜もペースト状に!
野菜などをペーストにする際に「火を通さず生のまま」ペースト状にすることができます。これはおろし器ですりおろすことでもできますが、大量にすり下ろすのは時間も手間もかかるもの。ですが、ハンドブレンダー用の付属の大きなカップもしくは、大きなグラスに野菜、果物、牛乳や豆乳などを入れてスイッチを入れたら、数秒でスムージーが作れます。栄養的にも「加熱していない生野菜」「すりおろし野菜」どちらも食物酵素を手軽にとることができる効果的な方法といえます。
■ペースト状にも、みじん切りにも、調節可能!
ハンドブレンダーやフードプロセッサーを利用して、食材をどの程度細かくするのかは、調節可能です。ペースト状にしたいなら、ハンドブレンダーを長めに回すだけでトロトロの状態になります。手軽に野菜ドレッシングを作ることもできます。また、ハンバーグのタネ用のみじん切りが必要は場合には、フードプロセッサーに3~4cmのゴロゴロにカットした野菜を入れて、数秒回すだけで完了します。
みじん切りが大量に必要な料理の場合には特に、効率的に作業が進められますし、本体の大きなジューサーや、フードプロセッサーを取り扱うよりは、断然手軽で洗い物もブレンダーの刃先やフードプロセッサーだけで簡単に済むのです。
■「持っているけれど使っていない」方へ
ハンドブレンダーは日本では1980年代から販売がされ、2000年代からは今までにないその機能でお料理好きの方々を中心にヒットしたキッチンツールです。タスカジのお仕事で伺うと、すでにお持ちのお宅もありながら、引き出しの奥に仕舞い込まれていたりする場合もあります。その理由は「刃が表に出ているタイプだったので、飛び散りやすかった。」「ポタージュスープを作る以外、何に使っていいかわからなかった」などと聞きます。
ですが、飛び散りやすいと感じた場合(メーカーによって違う刃先の構造によって、飛び散りやすさが違うこともありますが)回避するコツは「深めの鍋やカップなど囲いのある状態で作業をする」「汁物であれば、しっかりとハンドブレンダーの刃先の部分を沈めてからスイッチを入れて撹拌させる」ことが大切です。そしてハンドブレンダーにはポタージュスープを作る以外にも、普段の料理作りにも活かせる様々な魅力があります。ぜひ、もう一度取り出してみてください。
■「これから購入したい」方へ
おすすめのハンドブレンダーの選び方は…
1.刃が表に出ていないタイプ
→理由は「飛び散りにくい」「洗う際の安全性が高い」この2点に尽きます。
(ブレンダーの刃が表に出ているものは、本体から取り外す際や、洗う際に手を切らないように注意しましょう。)
2. フードプロセッサーがセットのもの
→ハンドブレンダー単体だけのものも販売されていますが、フードプロセッサー付きのセットのものを選ぶと、出来る料理作業の幅が広がります。
■初期の離乳食作りには最強の味方
生後5・6ヶ月から始める離乳食初期には、特にハンドブレンダーは最強の味方です。
初期の離乳食ならば、一口大に切った野菜を煮て柔らかくしたら、ブレンダーで滑らかなペースト状にするだけで出来上がります。乳幼児のいる忙しいママにも心強い味方です。
■包丁で切るのと比べて、どちらが美味しい?
ハンドブレンダーやフードプロセッサーを使って一気に野菜をみじん切りにする場合と、よく研いだ包丁で上手にみじん切りをする場合、どちらが美味しいのか?で考えてみましょう。
厳密に味だけを追求すると化学的には包丁の方が美味しく仕上がります。その理由はハンドブレンダーやフードプロセッサーよりも包丁の方が、野菜の細胞を傷つけずに切ることができるため、野菜の旨味の汁が逃げ出さずそのまま料理することができるからです。ですが、それも料理が出来上がってこそできる比較。タスカジのお仕事で考えた場合、通常一品でも多く作りたい時に下ごしらえが丁寧すぎてタイムアウトになるよりは、カットした野菜がすぐに揃い、作る料理を一品増やせたり、その分手の込んだ料理を作ることができたりすることは、大きな魅力です。
■おわりに
私はタスカジでお料理をする際には、ほぼ毎回上の画像のハンドブレンダーとフードプロセッサーを持参しています。(付属のカップは持参せずに、ご依頼者のお宅のマグカップなどで代用します。)私が頻繁に使っていることで「便利そうだから…」とそのお宅で同じものをご購入されることも度々あります。本体が大きなジューサーやフードプロセッサーそれぞれをキッチンに備えつけるよりも、省スペースでもあり、持ち運びも簡単なので、おすすめのキッチンツールです。
ライター名:ふたば

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著者プロフィール
- ふたば(Futaba)
- 調理師、幼児食アドバイザー、
大手料理教室講師、イタリアンレストラン、保育園給食室勤務など、10年以上の料理経験を経て現在タスカジでは「ふたば(Futaba)」として、作り置き料理を実施中。2016年より、大手学習塾の大人向け料理講座等も多数実施中。人気シリーズに「こどもの脳にいいごはん」講座などがある。タスカジさんのお仕事レビューはこちら⇒https://taskaji.jp/user/profile/38950