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意外と知らない?洗濯パンの正しい掃除方法からキレイをキープする方法

洗濯パンの掃除していますか?洗濯パンには湿気もあり、埃の溜まりやすい場所ですよね。洗濯パンは洗濯機が上に乗っていることもあり、面倒に感じて掃除してない人も多いのではないでしょうか。でも放っておくと埃や汚れが溜まってしまい、排水溝が詰まってしまうことも。洗濯パンの正しい掃除の仕方をご紹介します。

■洗濯パンとは

洗濯機の下にある洗濯パン。防水パンと言われることもあります。洗濯機から水が漏れた時に、その水を受け止める為にあります。床へのダメージや、マンションなどでは階下への影響を防いでくれます。

いざという時に被害を最小限にしてくれる役割があり、さらに、洗濯機の振動を抑えてくれる効果もあるのが洗濯パン。

■洗濯パンの掃除の仕方

1.洗濯パンの掃除をするには洗濯機を動かすと簡単にできます。

意外と動かすのも難しくないので、やってみると簡単ですよ。まずは動かすために洗濯機の水を抜きます。水道の蛇口を閉めて洗濯機側の給水ホースを外します。

水が溢れることがあるのでタオルで抑えながらナットを緩めるといいですよ。洗濯機側を外し、水道側のホースも外します。ホースの中の水も残さず抜きましょう。

2.コンセントを抜く

感電対策としてコンセントを抜いておきます。アース線も抜いておきましょう。プラスドライバーで金属端子を緩めると簡単に抜くことができます。

3.洗濯機を動かす

左右を片方ずつゆっくりと動かして移動させます。手や足を挟んでしまわないように注意しながら動かしてください。少しずつ動かすと意外と簡単に移動することができます。

強引に一気に動かしてしまうと壁や床を傷付けてしまうので、無理には動かさないようにしましょう。洗濯パンに付いた汚れは埃が多いので、水拭きして掃除します。こまめに掃除すると、拭いただけで簡単に綺麗になりますよ。

?4.排水口の掃除

洗濯パンには排水溝があります。排水溝が排水パンの端にあり、洗濯機の横に出ている場合は洗濯機を動かさなくても掃除できるので、こまめに掃除できますね。洗濯機の下に隠れてしまうタイプの洗濯パンもあるので、その場合は洗濯機を動かして掃除しましょう。

排水口の排水トラップを外します。排水トラップには埃やゴミが溜まっていることがあるので、バケツに入れ、お湯を入れて使い古しの歯ブラシなどで掃除します。お湯を入れると綺麗にできますよ。排水ホースの中に溜まっているゴミは取り除き、お湯を流して掃除します。

排水ホースや排水トラップに汚れが溜まってしまうと、嫌な臭いがするようになり、洗濯物に臭いが移ってしまうこともあります。汚れが詰まってしまう前に綺麗にしたい場所ですね。全てが綺麗になったら、排水トラップ、洗濯機、給水ホース、アース線、コンセントを元に戻して掃除は終わりです!

■洗濯パンの掃除に必要な便利グッズ

1.掃除機の隙間用ノズル

掃除機のノズルを隙間用のノズルに付け替えることで、洗濯機と洗濯パンの隙間に入り込んでしまった、ホコリや髪の毛などもある程度吸い込むことが可能です。

2.使い捨て可能なハンディモップ

隙間用のノズルをつけても掃除機だけではカバーしきれない汚れをとるのに便利です。洗濯機と洗濯パンの隙間に潜り込ませれば、奥の方の汚れもかき出すことができますよ。

ハンディモップは、柄が伸び縮み可能なタイプがおすすめで、柄を延ばせば、洗濯機パンの相当に奥まで潜らせることが可能です。

3.手作りグッズ

洗濯機と洗濯パンの隙間に、ハンディモップがうまく差し込めない場合は、針金ハンガーを細く伸ばしてそこにストッキングを巻き付けたものを作って、それで代用してみましょう。静電気を帯びたストッキングが、奥にあるホコリや髪の毛をうまく絡み取ってくれますよ。

針金ハンガーの代わりに細長い棒があれが、それにストッキングを巻き付けてもOKです。汚れたら捨てるだけなので便利。

4.不要な布切れ

あとは処分するだけの不要な布切れがあった場合は、洗濯パンの周辺や排水口まわりの水を拭き取るのにとても重宝します。お掃除後には捨てればいいので、洗う手間が省けて、とても便利です。ない場合は、古新聞でも代用可能です。

■洗濯パンの掃除後にキレイな状態をキープする方法

洗濯機パンをお掃除して、キレイになったら、その状態を可能な限りキープしたいものですよね。キレイな状態をキープするためには、以下の方法を試してみましょう。

1.市販の洗濯パン専用カバーとりつける方法

洗濯パンに汚れがつくのを防ぐためのカバーは、各メーカーから様々なタイプが販売されています。それらを取り付けることで、髪の毛やホコリなどが入り込むのを防ぎ、キレイな状態をキープすることができます。洗濯パンのお掃除後にすぐにとりつけることがポイントです。

2.クッションフロアでガードする方法

市販の洗濯パン専用カバーは、クッションフロアを使って手作りすることもできます。洗濯パンの大きさに合わせてクッションフロアをカットし、それを洗濯パンの上(洗濯機が置かれている以外の部分)にぴったりとかぶせれば、ホコリや髪の毛などが入り込むのを防ぐことができます。こちらも洗濯パンのお掃除後にすぐにとりつけましょう。

3.洗濯パン周辺を小まめに掃除する方法

普段から掃除機で洗濯パンの周辺の汚れをこまめに吸い取っておくことで、隙間に入り込むホコリや髪の毛の数そのものを大幅に減らすことができます。洗濯パン専用カバーや手作りのクッションフロアでガードする方法と併用すると効果抜群です。

4.洗濯パンを掃除しやすい環境に変える方法

汚れをシャットアウトする方法とは真逆の発想で、常に汚れを取り除くことでキレイな状態をキープする方法です。お掃除が大変な洗濯パンを、掃除しやすい環境に変えてしまえば、お掃除そのものが苦にならず、汚れたらその都度掃除ができるので、常にキレイな状態をキープできる、というわけです。

洗濯パンを掃除しやすい環境に変える方法としては、以下の方法が効果的です。

・キャスター付きの洗濯機置き台を使う方法

市販のキャスター付きの洗濯機置き台の上に、洗濯機を置けば、洗濯機を移動させるのが大変という洗濯パンの掃除の難点を解消することができます。キャスター付きなので、汚れが気になったら、簡単に洗濯機を移動させることができる点が魅力です。

■洗濯機を動かしたくない人は

毎回洗濯機を動かして掃除するのは大変という人は、「かさ上げ台」を設置すると掃除がしやすいです。掃除機と洗濯パンの間にすき間ができるので、落としたものも広い易いですし、通気が良くなるのでカビも発生しにくくなります。

ホームセンターなどでも購入できるので、掃除しやすくする為に設置するのもおすすめです。

目に付く埃やゴミは、掃除機で吸い取ってしまいます。すき間ノズルなどを使えば狭い場所の埃まで吸えますよ。洗濯機の下の部分には、使い捨てのハンディモップを使って掃除します。同じ位置からではなく、前後左右から差し込んで掃除すると綺麗になります。洗濯機の周りは水拭きしましょう。これで洗濯機を動かさなくても、ある程度は綺麗にすることができます。

■洗濯パンの掃除は頼める?

確かに、洗濯パンの掃除は、やり方そのものは簡単で、慣れてしまえば、問題なくお掃除ができます。しかし、例えば、これまで長い間お掃除せずにいたので汚れがひどすぎてお手上げ状態、掃除方法はよくわかったけれど、忙しくて掃除する時間がない、というような場合、プロの業者に洗濯パンのお掃除を依頼するという方法も一案です。

通常、洗濯パンの掃除は、洗濯機クリーニングの作業内容に組み込まれています。洗濯機クリーニングとは、お掃除のプロによって、洗濯機の汚れを徹底的に落としてくれるサービスです。洗濯機の本体を分解して、通常のお掃除ではカバーしきれない部分も汚れもスッキリきれいに落としてもらえるようです。

洗濯機クリーニングは、洗濯機本体を分解した後に洗濯機を移動させ、その後、洗濯パンの掃除を行なうといった流れになるようです。事前に見積もりを出してもらえるようなので、もし、ご興味のある場合は、複数の業者に見積もりを依頼して、比較検討されてはいかがでしょう。

■洗濯パンの交換について

洗濯パンの交換については、意外と知らないことが多いのではないでしょうか? そもそも洗濯パンは、強化プラスチックなど、水に強い素材でできているので、大変に丈夫で、少々のことでは壊れることはありません。

ただ、例えば、洗濯パンの掃除しようと、洗濯機を動かす際に、うっかり落としてしまった場合や、無理な動かし方で、多大な負荷がかかってしまった場合、破損してしまうこともあるようです。

その場合、破損した部分だけを修理することは、実質不可能なため、新しいものに交換する必要が出てきます。もちろん、破損した箇所をテーピングするなど、応急処置でしのぐことは可能かもしれませんが、やはり不安は残ります。万が一、水が漏れてしまった場合はそこから漏れ出す心配があるため、得策ではなさそうです。

■洗濯パンの交換は自分でできない?

実は、洗濯パンの交換は、原則として、業者に依頼する必要があります。新しい洗濯パンを購入して、自分で替えようと思っても、専門的な知識がなければやはり素人での交換は難しくなるようです。

洗濯パンは、単純な構造に見えるので、手で簡単に外せそうに思えるかもれません。しかし、洗濯パンの裏側には、排水トラップや排水管などが接続されているので、それらも一緒に外す必要があります。それらを安全かつ正確に取り外す作業は、想像以上に困難になるようです。同様に、新しい洗濯パンを取り付ける際も、困難な作業が伴います。

また、新しい洗濯機に買い替える、そのタイミングで、洗濯パンを交換する必要が生じる場合もあります。特に、縦型の洗濯機からドラム式に買い替える場合、そのタイミングで掃除のしやすい、底上げタイプの洗濯パンに交換するケースも増えているようです。

■おわりに

いかがでしたか?億劫に感じてしまう洗濯パンの掃除ですが、やってみると意外と簡単で、しかもスッキリ綺麗にできるのでおすすめです。時間が無い時には洗濯機を動かさずにさっと掃除し、半年に一度は洗濯機を移動させて掃除するのも良いですね。湿気と埃は放ってしまうと頑固な汚れになってしまうので、できればこまめに掃除しましょう。

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