掃除をしているのにどこからともなくホコリが現れるのは、まだ誰にも気づかれずひっそりと潜んでいるホコリが原因かもしれません。そこで掃除は「ホコリ取り」から始めることをおすすめします。ささっと簡単なホコリ取りをいつもの掃除の最初に始めれば部屋の空気までもスッキリすること間違いありません!おすすめのホコリ取り方法をご紹介します。
■ホコリ取りをおすすめする理由
家具や棚の上に積もったホコリをそのままにしているとやがて床面に落ちてきて、掃除をしているはずなのにホコリっぽい状態になりがちです。そのためには「ホコリ取り」がおすすめです。家具の裏側など移動が難しい箇所は大掃除の時にして、掃除の度に手が届く範囲でホコリ取りをするのが部屋のスッキリ感をキープさせるポイントです。
■ホコリはなぜ発生するのか?
ホコリは衣服の着替えなどによる人の動作や寝具のベッドメイクなどで発生し、部屋の隅々に行き渡り蓄積していきます。以下が主な発生原因です。
1.布製品からの繊維(衣類、寝具、カーペット、布製のソファー、カーテンなど)
2.紙くずからの繊維(新聞、雑誌、書類、ティッシュペーパーなど)
3.ペットの毛、人の髪の毛、皮脂、フケ
4.砂ボコリ、花粉(窓から入る場合、衣服に付いたまま家に入れてしまう場合がある)
■ホコリは要注意!できる限り掃除しよう
ホコリはダニやカビの餌になるだけでなく、ウィルスや細菌などが付着している場合もあります。ハウスダストアレルギーの原因と言われているダニのフンは布団やカーペットに最も多いので、健康被害を避けるためにもホコリ取りはなるべくしておきたいですね。
■ホコリ取りグッズの選び方
雑巾を使った拭き掃除でも十分ですが、ホコリを手軽に拭き取るにはハンディモップがおすすめです。選ぶポイントは「使いやすさ」はもちろんのこと、モップがホコリまみれの状態で使うと余計にホコリをまき散らしてしまうので「手入れのしやすさ」も重要です。以下が主なハンディモップの特徴です。用途に合わせお好みで選んでください。
1.静電気を防ぐタイプ
ナイロンなどの特殊な繊維で静電気を起さないのが特徴。TVやPC周りにおすすめ。
2.羊毛製、羽毛製
洗えませんがインテリアとして飾っておけるので使いたい時にすぐに取り出せるのがおすすめ。
3.繰り返し使える
洗って繰り返し使えるが使うたびに洗いと乾かす手間がある。繰り返し使えるので節約できる。
4.使い捨てタイプ
取替えの買い置きが必要だが、手入れが簡単で手軽に使えるので家族も使いやすい。
■ホコリ取りが溜まりやすい場所
時計のフチやお子様の作品などは触るとホコリが指に付くことがありますが、天井や壁の他に、壁や棚に飾っている物、出している物には全てホコリが付いています。特に布製品や紙を使う「寝室」、「寝室そばの部屋」、「布張りのソファーや椅子がある部屋」、「脱衣所&洗面所」、「トイレ」はホコリが溜まりやすいです。
■ホコリ取りの順序
ホコリは下に落ちていくので「上から下へ」の順序でホコリ取りをします。順番は家庭によりますので適宜変えてください。
1.天井の隅
2.壁(特に窓を開けても風が当たらない場所)
3.照明
4.壁に飾っている物(時計、カレンダー、絵画、子供の作品、ピクチャーレールなど)
5.カーテン、カーテンレール、
6.エアコン周り
7.タンスや家具の天井周り、裏面、側面
8.棚上、家具上(目覚まし時計、写真立て、置物など)
9.本(特に、扉が付いてない本棚)
10.TV、PC周り
11.コンセント周り
12.椅子の座面周り
13.冷蔵庫の天井周り、裏面、側面
14.トイレ(天井、換気扇、壁、トイレタンク周り、ペーパーホルダー)
15.洗濯機周り(乾燥機がある場合はホコリが溜まりやすい)
■ホコリ取りで注意したいこと
ホコリ取りをする際は窓を開けて換気してください。また、水分や油分で湿ったホコリにはハンディモップは使えません。特にキッチンは油汚れにホコリが混ざっています。水拭き又は拭き取り用洗剤を使って拭き取ります。また、家具や家電の裏側に溜まりがちな大量のホコリはハンディモップでは取り切れないので、掃除機で吸い取る、又は雑巾で拭い取ります。
■ホコリを寄せ付けない「柔軟剤」を使った拭き取り方法
柔軟剤には静電気を防ぐ成分が含まれているので、拭き取る際にホコリをしっかり吸着し、拭き取った後はホコリを寄せ付けない働きをします。水200mlに柔軟剤5mlで柔軟剤スプレーを作れば家具や家電、壁や窓の拭き掃除に使えます。ただし、無垢木材、液晶画面、革製品などキズやシミが残る場合があるので試し拭きしてからご使用ください。
おわりに
おすすめのホコリ取り方法はいかがでしたでしょうか。気が付いた時にはホコリはかなり積もっています。生活しているだけでホコリは発生しているので、掃除が大変になってしまう前に「ホコリ取り」を日々の掃除に加えるのが一番だと思います。ハンディモップ選びでは家族も扱いやすいものだとお手伝いを頼みやすいですよ。
ライター名:初穂さん