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意外と見逃しやすい!調理器具の買い替えのタイミング

ほぼ毎日のように使用する調理器具。ただ、買い替えのタイミングが、今一つよくわからず、そのまま使い続けているというケースはけして珍しくありません。そこで、今回は、日常的に特によく使う調理器具の買い替えのタイミングについてご紹介します。

■フライパンや鍋の買い替えのタイミング

・アルミ素材の場合

使っているうちに、鍋のキズが目立ってきた、変形した、などの場合は、材質の劣化が相当に進んでいる証拠です。そのまま使い続けていると、底に穴が開く心配があるので、早めに買い替えを検討しましょう。

・フッ素加工素材の場合

フッ素加工が剥がれると、焦げ付きやすくなるので、そのタイミングで買い替えをおすすめします。もちろん、フッ素加工が剥がれても、使用すること自体は可能ですが、調理の際に剥がれたフッ素が食材に混ざるなどの支障が生じます。

・鉄素材の場合

素材が鉄のフライパンや鍋は、とても丈夫で、適切なお手入れを続ければ、一生使うことができます。ただ、持ち手が木やプラスチック製のタイプの場合は、持ち手が破損すると、使いにくいだけでなく、大変に危険なので、早めの買い替えをおすすめします。

また、鉄の素材は、重くて、手入れも大変で扱いづらいという特徴があります。もし、使用し続けていることで、これらの特徴が多大なストレスになっている場合は、そのタイミングで買い替えを検討されるのも一案です。

■包丁の買い替えのタイミング

・ステンレス素材の場合

家庭で最もよく使用される素材です。切れ味が悪くなった、刃こぼれが目立つなどが、買い替えの目安となります。ただ、切れ味は、研ぎ直すことで復活する場合も多いです。

研ぎ直すためには、シャープナーを使用して、ご自身で研ぎ直す方法や、業者に依頼するという方法があります。安価な包丁の場合は、買い替えた方が経済的にお得である場合が多いです。

・鋼(はがね)素材の場合

プロの料理人の方々によく使用されている素材です。砥石で研ぐなど、必要な手入れを続ければ、長期間使い続けることが可能です。ただ手入れが困難なので、それが面倒に感じた場合に、そのタイミングで買い替えを検討してみるのも一案です。

包丁の素材がなんであれ、柄と刃の間にぐらつきが生じた場合は、そのまま使い続けると、非常に危険なので、すぐに使用を中止し、買い替えましょう。

■まな板の買い替えのタイミング

まな板は、どのような素材であれ、表面がすり減ってきた、キズが目立つ、まな板が変形している、洗っても黒ずみが落ちないなどの場合、そのタイミングで買い替えを検討しましょう。

そのまま使用し続けると、雑菌の温床となるため極めて不衛生で、食中毒を招く心配も出てきます。包丁も使いづらいですし、使用中にまな板の上を包丁が滑ってすべって、ケガをする危険も増大します。

おわりに

日常的によく使う調理器具の買い替えのタイミングについてご紹介しました。よく使うだけに、まだ使えるからと、ついつい使ってしまうことになりやすいです。ただ、そのまま使う続けていると、思わぬ事故やケガを招く怖れも出てくるので、買い替えのタイミングを見逃さないように、くれぐれもご注意願います。

ライター:sion

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