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この時期にやりたい季節の掃除『年末の大掃除を楽にするちょい仕事』

毎年年末になるとバタバタと始める、新年を迎えるために欠かせない大掃除。

でも、忙しい年末には掃除にばかり時間をかけていられないですよね…。そんな時は、全ての掃除を年末に行うのではなく、気候の良い秋の間に手間のかかる所の掃除をあらかじめ済ませておくと、おうちに行き届いた掃除を行うことができますよ。
今のうちにしておくと良い掃除のポイントを押さえておきましょう!
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大掃除を楽にする季節の掃除 その1『食器棚』

毎日使う食器が入っているところには目が届きやすいのですが、季節物の食器が納められている場所や来客用の食器などあまり使わない所は、知らない間に埃がたまっていることも多くあります。

まだ時間に余裕がある時期とはいえ、一度に食器棚の中身全てを出して掃除するのは大変。まず棚の中で掃除をする位置を決め、日替わりで一度段の全ての食器を出してみましょう。

まず食器棚の中を綺麗に拭きます。意外にほこりが多く貯まる場所ですので、掃除のための使い捨てクロスや水で濡らした後洗濯機で脱水して固絞りにした布巾など、若干の湿り気があるもので拭くと綺麗になりますよ。

水で拭いてすぐに食器を戻すとカビの原因になりますのでしばらく風を通します。棚を風通ししている間に入っていた食器をついでにチェック!

同じものが複数ある場合、上に重なっているものばかり繰り返し使っていて下の方の食器は長く使われていないこともよくあります。ローテーションして使えるように順番を入れ替えたり、欠け、ひびが入っている物がないか確認しましょう。

食器棚すべてを掃除し終えて収納スペースの8割以上食器が収まっている場合、使用頻度の少ない器を処分するなど、この機会に持ち物の総量の見直しもおすすめです。

大掃除を楽にする季節の掃除 その2『カーペットと家具の後ろ』

夏が終わったタイミングは、カーペットや家具に暑い間に繁殖したダニの死骸や糞が多くたまっているのだとか!また、汗が付着している事も多く、カーペットは見た目以上に汚れています。

冬になるとどうしても締め切りがちになるので寒くなる前のタイミングでハウスダストをしっかり除去しておくと良さそうです。皮脂汚れなどがついたままだと、今度はそれをエサに煖房の効いた部屋でカビが増殖する事もあります。
できれば窓を開け放って家具を動かして、家具の後ろのホコリも取り除き、カーペットをはがして床を拭き掃除できればバッチリですよ。バタバタと忙しい年末になる前に、一気にやってしまいましょう!
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大掃除を楽にする季節の掃除 その3『エアコン』

エアコンは基本的に専門業者に掃除を依頼する事になりますが、夏のクーラー使用シーズン前に依頼する方が多いのではないでしょうか?そのタイミングでも間違いではないのですが、もし数年内部掃除をしていないのではあれば、この秋にエアコンの内部クリーニングを依頼するのがおすすめです。

夏に長時間運転した後のエアコンは、ホコリやハウスダストが多く付着しています。時間をおいてしまってホコリが固まる前に綺麗にする事で、冬期の暖房時に部屋の空気が清浄な状態を保てるのだとか。11月頃はハウスクリーニング会社の閑散期に当たりますので、割引プランを行っている事もあるようですよ。エアコンのカバーを取って状態を確認してみましょう。

大掃除を楽にする季節の掃除 その4『お風呂』

浴室に付きもののカビは、梅雨から夏にかけて増えますが、実は冬もカビが増えやすいシーズンです。外気と室温の差が激しいため、結露がひどくなりやすいためです。カビへの一番の対策は乾燥することですが、すでにカビがある状態で乾燥させても湿度が戻れば再びカビが増えてしまうのだとか。

寒くなる前に一度、浴室のカビ取りを徹底して行っておき、お風呂上がりはスクレイパーで水を切ったり換気扇を回すなどして、使っていない時は乾燥状態を保つようにすると綺麗な状態をキープする事ができます。

気温が下がった時期に水を使った掃除をすると風邪を引くリスクが高くなりますので、徹底的な掃除はぜひ秋の間にしておくといいかもしれませんね。
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大掃除を楽にする季節の掃除 その5『クローゼット』

秋は衣替えのシーズンでもありますので、一度手持ちの服を総点検してみましょう。くたびれた物は来シーズンまで取って置かないで思い切って処分してしまいましょう。

衣替えする時に服を処分する場合、終わった季節の物を重点的にチェックしてこれからのシーズンの物は「着るかどうかはこれから考えればいいか」となりがちですが、衣装整理の段階でしっかりチェックすることが大切。これからのシーズンの物であれば今旬の物が店頭で手に入るタイミングです。気に入っていて必ず着る、という物はともかく、判断を迷う物は思いきって手放してみてはどうでしょうか?

大物ゴミも出しやすいのでこの時期に処分がおすすめ

昔から日本人は新年の節目を大切にしており、お正月には「年神様」が家を訪れると考えていました。年末にお正月飾りなどを用意し、旧年の汚れを払う習慣はここから来ています。
そういったいわれが知られなくなって来た現在でも大掃除は年末にする、という意識の方が多いと思われます。年末に大掃除する一番の大きな意義は気持ちに区切りをつけてケとハレの区別する所にありますから、大きな掃除は自分の都合良い時期に済ませても問題はありません。粗大ゴミの引き取り依頼なども秋はそれほど込みあっていませんので狙い目ですよ。

掃除しやすく寒い思いせずに済む秋に、手のかかる掃除を何度かに分けて済ませましょう!年末は大掃除ではなく小掃除ですませる習慣を、ぜひ今年から試してみてくださいね。

記事/ケノコト編集部

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