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うっかり切らしたときに大助かり!知っておきたい料理酒代用法

お料理に欠かせない調味料のひとつである料理酒は、和洋中華と幅広いジャンルに使えるのが魅力です。料理酒を使うのと使わないのでは、料理の仕上がりに大きな差が出ます。そこで今回は、うっかり切らしてしまったときのために、ぜひ知っておいたいただきたい料理酒代用法をご紹介します。

■料理に欠かせない料理酒の働きとは

料理酒には、素材(主に肉や魚など)の生臭みをとるという重要な働きがあります。当然ですが、生臭みが残ってしまっては、せっかくの料理が台無しですよね。

また料理酒には、味を浸み込みやすくするという働きもあり、この働きによって、調理時間を短くするという効果も期待できます。特に、煮物を作る時などにはとても重宝する働きといえそうです。

さらに料理酒には、料理の保存性を高める働きもあります。これは料理酒に含まれるアルコール分により、菌の繁殖を抑えることができるためです。すぐに食べられない時や、作り置きする時、お弁当を作るときなどに欠かせない働きといえそうです。

確かに、仕上がりさえ気にしなければ、料理酒がなくても料理を作ることができますし、味そのものが極端に変わるというわけではありません。ただ、料理酒の代用になるものが自宅にある場合は、うっかり料理酒を切らしたときに、使わない手はないといえそうです。

■料理酒代用法その1 日本酒を使う方法

日本酒は、元々、料理にも使われているので、あれば、もちろん代用できます。実際に和食には、料理酒よりも日本酒を使っている方が多いです。

ただ、料理酒には食塩が含まれますが、日本酒には含まれないので、料理酒を使っている時と同じ味付けにするためには、若干塩加減の調整が必要になる場合もあるでしょう。

■料理酒代用法その2 ワインを使う方法

ワインには白ワインと赤ワインがありますが、料理酒の代用としては、白ワインの方が適しています。白ワインの中では、辛口で酸味の弱いものが特に適しています。

白ワインには、料理酒と同様に素材を柔らかくする働きや、保存性を高める働きがあります。洋風の煮込み料理には問題なく使用できますが、和食に使用する場合は、若干洋風な仕上がりなるかもしれませんが、アルコール分をよく飛ばすことである程度緩和できるようです。

赤ワインも、ビーフシチューやカレーなどの料理には、料理酒の代用として使うことは可能です。肉をやわらかくする働きはありますが、色がついてしまいますし、独特の風味により味わいが変わってしまうため、和食の煮物の代用には不向きです。

■料理酒代用法その3 ビールを使う方法

素材の臭みをとる、お肉をやわらかくする、コクを出すなどの働きがあり、料理酒の代用として使用できます。

ただ、若干ビール特有の匂いが残ってしまう場合もあるかもしれません。

■料理酒代用法その4??? 本みりんを使う方法

本みりんには、アルコール分が含まれているので、料理酒と同じ働きが期待でき、十分に代用可能です。ただ、甘味があるので、煮物などに使用する場合は、味みをしながら、砂糖の量を調整する必要があるでしょう。

代用可能なのは、あくまでも本みりんに限られます。アルコール分がない「みりん風調味料」の代用はNGです。

おわりに

料理酒代用法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?このほかに焼酎を使うという方法もあることはありますが、基本的には料理酒の代用にはあまり向いていないようです。ただ、どうしても焼酎しかない場合は、少量を使い、出汁を強めにきかせ、アルコール分を十分飛ばすという方法を試してみましょう。

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