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知っているようで意外と知らない?掃除と片付けの違いについて

掃除と片付けはセットで行われることが多いため、ついつい似たようなものだと大雑把に考えてしまいがちです。そのため、改めて掃除と片付けの違いについて問われると、意外とはっきりと答えられないのではないでしょうか?そこで、掃除と片付けの違いについてこれから詳しくご紹介します。

?■片付けの意味とは?

片付けとは、物を本来あるべき場所に戻す作業のことです。いろいろな物が本来あるべき場所に戻されていない状態が、散らかっている状態といえるでしょう。

ただ、片付けといわれると、散らかっている状態を解消させることだと思いがちですが、厳密には違います。散らかっている状態をただ一時的に解消させるだけでは、片付けにはなりません。例えば、急な来客で、とりあえず、散らかっているものをすべてまとめて押入れに押し込む、という作業は、片付けには該当しません。

ちなみに、それぞれの物の、本来あるべき場所を決める作業が収納です。さらに、収納を行うために必要な作業が整理です。収納が不十分で、それぞれの物の本来あるべき場所がうまく決まっていない場合は、どこに何を戻せばよいのかわからなくなるため、片付けにも支障が生じます。

つまり、片付けは、整理と収納という作業の上に初めて成り立つ作業で、大元の整理ができていなければ、収納も片付けも、うまくできません。

■掃除の意味とは?

掃除とは、ホコリやゴミ、汚れなどを、道具を用いて、掃いたり拭いたりして取り除くことです。

掃除に、片付けや整理整頓の作業は含まれません。ただ、実際問題、お掃除の邪魔になるものを取り除かないと、お掃除がしにくいため、通常、お掃除の前には邪魔の物を取り除くという作業が行われます。通常、この作業のことを片付けだと考えられています。しかし、掃除の前の片付けは、それぞれの物を元の位置に戻さずに、ただ単に掃除の邪魔なものを取り除くだけで、本来の片付けに該当しない場合はよくあります。

例えば、掃除するので、とりあえず、散らかっているものをすべてまとめて一か所にストックしておくいう作業は、厳密には片付けには該当しません。片付けたつもりでも、実際は、片付けになっていないので、改めてストックしたものを片付ける必要が出てくる、ということですね。

■掃除と片付けの違いについて

掃除は、ただ単に汚れを取り除くこと。片付けは、物を元にあった場所に戻すこと。掃除と片付けの違いについては、双方の言葉の持つ意味の通り、そもそもの目的が全く違っています。

すなわち掃除は、お部屋を清潔に保つために行われ、片付けは、お部屋をきちんと整えるために行われる、という違いがあります。

おわりに

いかがでしたか?掃除と片付けの違いについておわかりいただけたでしょうか?どちらも日常生活を快適に過ごすために欠かせない作業であるという点では、同じといえるでしょう。部屋を常に清潔で整然とした状態に保てるように、掃除も片付けも手抜かりなく行いたいものですね。

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